オフィス家具を選ぶ際に知っておきたいデスクのレイアウト【後編】
2016.11.19
オフィス家具を選ぶ場合にメインになるのはデスクでしょう。デスクを購入する前に、オフィスのレイアウとしてどういった種類があるのかを知っておくことは大事です。効率的で使い勝手の良いオフィスにするためには、デスクレイアウトをワークスタイルに最適化する必要あります。折角オフィス家具を揃えるならば慎重に検討する必要があります。前回は対向式と同向式のレイアウトについて説明をしました。今回は【デスクレイアウトの「背面式」と「クラスター式」と「フリーアドレス式」】について説明します。
デスク自体の機能も大切ですが、デスクのレイアウトは、仕事の能率に大きく作用します。コミュニケーションがとれやすい。プライバシーを確保しやすい。種類はさまざま。仕事の内容をイメージしてベストな選択をして、オフィス家具選ぶ参考にしてください。
- 背面式デスクレイアウト
社員同士が背中合わせにして壁に向かって座るレイアウトです。壁がない方面にはパーテーションを設置する必要があります。他人の視線や動作に気を取られることもなく、後を向けばコミュニケーション取りやすい優れたレイアウトです。プライバシーとコミュニケーションを両立したい場合には最適です。
集中してこもって作業する必要がある技術職やデザイン部門に向いているレイアウトです。対向式と同じく面積効率もいいです。対向式の問題点を壁やパーテーションで補ったレイアウトといえます。
- クラスター式デスクレイアウト
クラスタ(cluster/クラスター)とは、(果物や花の)房、塊、群れ、集団などの意味を持つ英単語です。
キャビネットやパーテーションを直角に組み合わせて対称にレイアウトします。収納スペースが多く確保でき、完全に区切られているので集中力は確保できますし、プライバシーも確保できます。
デメリットは一人あたりの専有面積が大きくなること、LANや電話・電源などの配線に手間がかかることでしょう。
- フリーアドレス式デスクレイアウト
先進的で規模の大きななのオフィスで採用され始めています。その時々の気分や共同作業しなければならない社員と必要に応じて場所を変えて作業することが出来ます。規模が大きくなると面積効率が良くなってきます。文具や書類があまり必要ではない部署では選択肢に入ってくるでしょう。
問題になるのが個人が仕事で使用する書類や文具です。
これをワゴンなどに収納して作業場所で使用する場合は、ワゴンの収納場所を確保しなくてはなりません。
また作業のたびにワゴンを収納場所から作業場所まで運ばなければならないので、その点も考慮する必要があります。
社内でデスクワークを長時間する社員は指定席を作っている傾向があるようです。